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ひのくま幼稚園の日々の園生活や子どもたちの様子を園長が折に触れ書いてみます。


by encyouno-otayori

子どもが主体的に関わる運動会

9月21日㈯、晴天に恵まれ、子どもたちは大喜びで心もからだも1学期よりしっかりと育ち、成長の節目となった
運動会を行いました。

058.gif園歌

058.gif園長の挨拶―子どもを評価し、日常の力を出して頑張るように励ます。
         父母の方には、子どもの表現をよく見て成長を感じ取っていただくように協力をお願いする。

058.gif会長様の挨拶―子どもたちへの励ましの言葉をいただき気持ちを盛り上げてくださる。
         父母の方への丁寧なご挨拶おいただき爽やかにスタートすることができました。

058.gifはじめのことば―年中、年長が主となって声を揃えて話す。

058.gif運動会の歌―全園児が声を揃えて歌いました。

058.gif体操―満三才児9名も大きい組の子どもたちと共に全園児で楽しむことができました。

 本園の考え方は、子どもたちが受け身になるのではなく自分たち(子ども)が主体となって取り組み、
クラスとして満足感、達成感を味わい感動を作っていくことを目指しています。

 1学期より体育活動の中でからだを動かせ、又仲間と活動を通して関わりを育てながら日常保育を大切にして、
個の確立と人間関係を育てるという視点でクラスづくりを進めてきました。
その結果、2学期に入り、運動会の目的を少しずつ達成するところへきたと考えています。

子どもたちも2学期始業式時は「もうすぐ楽しい運動会をしたい!一人ではできない。お友だちと一緒に力を
合わせて頑張って、楽しみたい!」という言葉が聞かれました。


(役割の価値)(異年齢の候交流の場もみられます。)

○満3才児、年少、年中児のかけっこ時は、年長組が数名ずつ交代してトラックのコーナーに座り、小さい子どもがスムーズに思いっ切り走れるように応援して取り組みます。

○決勝テープ係り
年少組、年中組は決勝テープ係り(2名)が交代し合って取り組みます。
第一走者が走り込んでくると、一人がリボンを離し、もう一人がしっかり握って互いに役割も理解して楽しんで

います。
次は〇〇ちゃんと〇〇ちゃんと交代したり、もう一回テープ係したいと、毎日楽しみの一つになり自主性も育って
きています。

○年長組は、とび箱の活動でマット、踏み台、とび箱と全員で分担して準備・片付けも行います。
マットやとび箱はバランスよく保ち、カニ歩きと安全面にも理解し、教師の助言もよく聞き、運べる喜び、力強さも
出して年長組という自覚も育ってきています。

つなひきの縄も太く、重さもあって、友だちと力を合わせて取り組む姿も頼もしくなって育ちを見せています。
子どもたち自身が役割を持つことで運動会への取り組みに意欲がわき、又、仲間と力を合わせる大切さ楽しさを実感し会話も弾みます。
クラス作りの大きな力となってきています。
役割を課す中で一つ一つの体育活動の内にも盛り上がりが出て意欲的な子どもたちとなっています。


(継続した楽しい園生活作り)

 今回の運動会の感動が子どもたちの中に続き、クラスとしての高まりも出て、小運動会という活動に
つながっています。
小運動会はもう一度楽しみたい競技、遊戯、又、他の学年の見たことで、今度は自分たちも楽しんでみたいと言って、子どもたちからの自主的な声で取り組みが出てきます。

 運動会当日、遊戯もよく見て曲も聞いています。
他の学年のえお見て、踊る子どもたちも多くいました。
各学年で曲のデータも貸し合ったり、踊り方を異年齢で、子ども同士で教え合い楽しむことも多くなります。

運動会後も、子どもたちは活動を広げ、より楽しい継続した園生活で作りとなって活動に盛り上がりが見られます。

日前幼稚園の子どもたちは1学期に教師の指導、助言、提案等で、基礎的な力を育んでいます。
その力が2学期には、子ども自身で考えたり話し合ったりと、活動する中で主体的に動き、生き生きとめあてを持って行動できる子どもたちを今後も大切にして成長を目指します。

058.gif演技に入る
運動会のプログラム(展開)
056.gif満3才児
・かけっこ  3人グループでトラックのラインをレールに見立てて<でんしゃ>というイメージで楽しんで走りました。

・親子競技 自分たちで作ったくだものの袋を父母に持ってもらって買いに行くというイメージで父母の方に
        向かって大喜びでかけっこを楽しみました。
        9名の子どもたちは、楽しいと話し、喜んで参加しました。

056.gif年少組
・かけっこ  数名(3~4名)ずつでトラックを走り、仲間の持っている決勝テープを目指して走り、転ぶこともなく
        楽しんで走りました。

・遊戯    手拍子や友だちと手をつないで楽しみ、特に曲の始まりは喜びで歓声を上げて踊り始め楽しさが        伝わってきました。
        可愛く踊りました。

・親子競技 自分たちで作った電車を運転して父母の方がお客さんというイメージで走り一人一人笑顔で
        取り組みました。

056.gif年中組
・かけっこ  4人グループで少しスピード感も出て決勝テープの友だちの所まで走りました。
        転ぶこともなく身体もしっかりしてきています。

・遊戯    踊ることとクラスで隊型変化を楽しみ互いにグループ、クラス意識も育って楽しみました。
        拍も取れて来ています。(わらべうたあそびの結果)
        自分たちで踊りました。

・玉入れ   予行の頃よりカゴに玉がよく入りカゴを目指して考えて入れられるようになりました。
        ルールも理解できてきています。

・親子競技 自分たちで作ったケーキを持って楽しみました。
        少し形が大きく傾く時がありましたが、ケーキと分かって持ち方も父母と心を合わせていました。

056.gif年長組
・リレー   2クラスを解体して3チームに分けて、男女別に取り組みました。
        仲間関係も広がり、互いにバトンタッチを確かにしたり、インコーナーを理解して力一杯走りました。
        応援する心も育ち盛り上がりも見られました。

・遊戯    リズムに乗って動きも弾み隊型変化をしたりと一人一人心から楽しんで踊り、見ている父母や友だち
        (小さい組)にも楽しさが伝わっていました。
        自分たちで進め楽しみました。

・親子競技 空を飛ぶテーマでロケット・ジェット機を自分たちで作り飛んでいるイメージで父母と水平に持ち走り方
        にもスピード感が見られ親子で思いっきり楽しみました。

・とび箱・マット (野こえ山こえ)
        準備片づけも分担し合い4段5段ととべる高さに挑戦して楽しみました。
        この活動で今後、5段をとびこす子どもも増えてきます。
        跳び越したいという意欲が盛り上がってきています。

・綱引き   準備、片付けも自分たちで行いルールも理解して楽しみました。
        縄の持ち方、引っ張るタイミングも友だちと合わせて、心を一つにして力強く取り組みました。

・わらべうた クラス単位で楽しむ(1曲ずつ)   
     072.gifいちわのからす
     072.gifたまりやたまりや
     日常毎日歌い動く中で声の出し方(清潔な声)や鼓動(拍)を確かにする。
     テンポ・音程、又、最も大事にしているのは、確かな音程(音)を聞いて歌う。(教師のピアノや音叉で音を
     取り、子どもたちに伝える)
     確かな音程が取れるように聞く力(内的聴覚)の指導を重視している。
     声は楽器であると考えきれいな心地よい楽しい音楽が身に付くように取り組んでいる。

     仲間との関わりを育てながら、能動的に活動できるわらべうたとして、日前幼稚園では大切に考えて取り組
     んでいます。
     あかぺらで歌える子どもたちに育っています。


全競技終了後
058.gif副会長様の挨拶  子どもたちの成長を感じ取られ子どもに喜びを伝えて下さり父母の方々にも帰ってからも褒めて上げて下さいと分かりやすくお話をいただきました。

058.gif主任の挨拶  父母の方々へのお礼と新入児募集の事を伝えて終わりました。
           (子どもたちはおみやげをいただき降園)


***

父母の皆様も・・・

 父母会の伝統を受け継ぎ、熱心な応援をいただきました。
全ては子どもたちに集中し、暖かい拍手と熱い声援に、子どもたちも持てる力を出し切ってくれました。
最後まで本当にありがとうございました。
by encyouno-otayori | 2013-09-30 16:22 | 日常